エクスプレスエントリー2020年の傾向

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皆さん明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
オミクロン株の広がりがカナダでも心配ですが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?

さて本日は先月カナダ政府より公開された『Express Entry Year-End Report 2020』について解説していきたいと思います。file:///Users/uchidaharuko/Downloads/2020-ee-report-pdfversion-eng.PDF

こちらのレポートは2015年から開始されたカナダのエクスプレスエントリー(EE)について毎年政府から発表されている統計です。
どのような人(性別や職業・国籍など)がエクスプレスエントリーに応募しているのか細かく記載されています。
2020年はコロナの影響があり、プロセスタイムや抽選状況が変わったりとEEにも大きな影響がありました。

今後EEで永住権を目指す方は是非一度どのような人が招待されているのかチェックしてみましょう💡

エクスプレスエントリーの申請者数

出所:Express Entry Year-end Report

上記のグラフはエクスプレスエントリーへプロフィールを登録した人数の推移を表しています。2018年と比較するとコロナの影響に関わらず申請者は増加しており、2020年は36万人を超えました。コロナに影響なくカナダへの移民意欲の強さが伺えますね。

そのうち約74%の人がカナディアンエクスペリエンスクラス・フェデラルスキルドワーカーなど何かしらのカテゴリーで応募資格を満たしていたそう。逆に言えば、応募資格を満たしていなくてもプロフィールの登録を行っている方も多くいるんですね。

申請者のCRSスコア

次は応募条件を満たしている人のスコアの内訳です。

出所:Express Entry Year-end Report

全体の約27%が351〜400、約28%が401〜450、約27%が451〜500となっています。この3つのスコアレンジで全体の約80%を占めています。

アディショナルポイントの内訳

次はアディショナルポイントを取得した人の内訳です。エクスプレスエントリーの応募条件を満たしている人のうち、37%の人がアディショナルポイントを獲得しており、最も多いのがカナダでの学歴によるポイントです。

出所:Express Entry Year-end Report

年齢内訳

Invitationが届いた人の約6割が29歳未満でした。このトレンドは特に2020年にかけて加速したようです。

出所:Express Entry Year-end Report

学歴

招待状が届いた人のうち、46%が3年以上のポストセカンダリーエデュケーション(カレッジ以上)の学歴を持っていました。

出所:Express Entry Year-end Report

カナダでの職歴

招待状が届いた人のうち、40%がカナダで1年間は働いたことがあると回答しています。39%の人はカナダでの職歴が1年未満でした。

出所:Express Entry Year-end Report

職業

招待状が届いた人のうち、最も多かった職業はソフトウェアエンジニア・ソフトウェアデザイナーでした。その次は情報アナリスト・コンサルタント、そして3番目がコンピュータプログラマー・メディアデペロッパとIT関係の分野が多いようです。

出所:Express Entry Year-end Report

国籍

3年連続インドが約半数を占め首位となっています。日本は残念ながらランキング外のため数値がわかりませんでした。

出所:Express Entry Year-end Report

地域別

やはり都市として大きなオンタリオ州とブリティッシュコロンビア州が人気2トップとなっています。

出所:Express Entry Year-end Report

審査時間

カテゴリー別の審査時間はパンデミックの影響を受け、全体的に長くなっています。2020年8ヶ月〜16ヶ月のプロセシングタイムとなっていました。

出所:Express Entry Year-end Report

以上、今後もさらに申請者が増えると思われるEEについてトレンドをまとめてみました。

カナダへの移民をお考えの方、個人の職歴やバックグランドによりCRSのスコアは変わってきますので、気になる方はカウンセリングにてお話しできればと思います。お問い合わせお気軽にお待ちしております☺️