カナダ永住権取得に有利な職業って何？？

みなさんこんにちは。
本日はセミナーでもよく質問を頂く『カナダ永住権に人気の職種』についてご紹介してきます。（2019年のデータ引用）

カナダで永住権を申請できるカテゴリーは、100通り近くあると言われています。１つのカテゴリーで応募条件を満たしていなくても、他の方法で応募することも可能なんですね。

永住権申請全体の半数以上の人が、エクスプレスエントリーを利用して、永住権取得しています。エクスプレスエントリーに登録する前に、Federal Skilled Worker, Canadian Experience Class, Federal Skilled Tradeのどれかの最低条件を満たしている必要があります。

まず、エクスプレスエントリーに多い職種から見ていきましょう。こちらの移民申請システムでは、職業や年齢・職歴などをもとにスコアが計算されるシステムになっています。

１．Most common primary occupations, upon invitation
エクスプレスエントリーで招待状を受け取った職種

引用：https://www.canada.ca/content/dam/ircc/migration/ircc/english/pdf/pub/2019-ee-report-pdfversion-eng.pdf

企業からのLMIA（ジョブオファー）無しでエクスプレスエントリーをもらっている人はトップ3がIT関係の職種になっており（約17.5％）、年々比率も高まっていることがわかります。オフィスの事務職も上位5位に入っており人気の職種です（全体の約2.8％）

２．Most common Arranged Employment occupation, upon invitation
ジョブオファーをもって招待状がきた職種

引用：https://www.canada.ca/content/dam/ircc/migration/ircc/english/pdf/pub/2019-ee-report-pdfversion-eng.pdf

企業からLMIA（ジョブオファー）を出してもらっている職種としては、先ほどの表と同じく上位2位にIT関連の職種がランクインしていますが、3位には食品サービス責任者が入ってきています。レストランで働く従業員の監督や食品の手配を行うような役割です。また4位には料理人が入ってきています。言い換えると、この表で上位に並んでいる職種だとジョブオファーを出してもらいやすい傾向にあるということですね。

さて、続いてはバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州のProvincial Nominee Program（BCPNP）についてです。カナダでは各州で独自の移民プログラムがあり、州によって必要とされている職種やスキルが変わってきます。

３．Skills Immigration Nominees
Skills Immgrationカテゴリーでノミネートされた職種の上位10位

引用：https://www.welcomebc.ca/getmedia/c020e2f5-bfb2-41f7-b7c6-60e41d176f8f/BC-PNP-Statistical-Report-2019.pdf.aspx

2019年に最も人気だった職種としてはレストラン・食品サービスのマネージャーでした。特に2019年はこのカテゴリーが大幅に伸びています。小売店でもマネージャーのタイトルが付くとノミネートしてもらいやすくなる傾向にあり、こちらも2019年にかけて数が伸びていますね。

ちなみに2019年にBCPNPのSkills Immigrationでノミネートされた人は6,503名で2018年と比較すると64名の増加となりました。
PCPNPの場合はSTEM※のMaster/Dr（一部のプログラム）を修了した人以外はジョブオファーが必要になります。
※科学（science）、技術（technology）、工学（engineering）、数学（mathematics）

以上いかがでしたでしょうか。カナダの永住権申請においては、職歴や学歴・英語力など様々な要素が関わってきますので、職種だけで申請する永住権の種類や永住権取得の可能性を判断することは難しいですが、大きな要素の１つになっています。

もし自分がどのプログラムで申請すべきなのか、また現時点でのスコアが気になる方はカウンセリングも行っていますので（初回30分無料、アセスメントは有料）、お気軽にご連絡ください。📩